長時間のコンタクトで目が乾く、かゆい、疲れる、赤くなる…。
そんなときに便利なのが、レンズを装着したまま使える「コンタクト用目薬」です。
最近では、防腐剤無添加・涙成分類似タイプなど、目にやさしい処方の製品が増えています。
通常の目薬と違い、コンタクトレンズに成分が沈着しにくいよう設計されており、
乾燥対策からアレルギーケアまで、さまざまな目的に合わせて選べるのが特徴です。
この記事では、レンズ装着中でも点眼できる人気の市販目薬を「症状別」に紹介します。
それぞれのタイプの特徴や主要成分をチェックしながら、目の状態に合った1本を見つけましょう。
アレルギー・かゆみ用
💊 ロートアルガード コンタクトa
第3類医薬品。
コンタクト装用中のかゆみや不快感の軽減を目的としたタイプ。
レンズ非装用時にも使用できます。防腐剤（ベンザルコニウム塩化物、パラベン）は不使用で、ソフト（カラーコンタクトを除く）／ハード（酸素透過性を含む）装用中に点眼できます。爽快なさし心地。
主要成分：
クロルフェニラミンマレイン酸塩（抗ヒスタミン成分）、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム（角膜保護・保湿成分）、ビタミンB6（代謝促進・細胞修復サポート成分）
💡 ワンポイント：「外したくないけど、かゆい・ゴロつく」場面に使いやすい低刺激設計。防腐剤フリーもうれしいポイント。
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眼精疲労・疲れ目用
💊 ロート アイストレッチコンタクト
第2類医薬品。
コンタクトを装用したまま点眼できる、目の疲れ対策タイプ。
ネオスチグミンメチル硫酸塩がピント調節筋（毛様体筋）の疲れをほぐし、凝り固まった目の疲れをケアします。
目の疲れ・かすみ・レンズ装用時の不快感を感じる方に。
主要成分：
ネオスチグミンメチル硫酸塩（ピント調節筋の働きを整える）、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム（角膜保護・保湿成分）、クロルフェニラミンマレイン酸塩（抗ヒスタミン成分）、ピリドキシン塩酸塩（ビタミンB6・代謝促進サポート）
💡 ワンポイント：「目の奥が重い」「焦点が合いにくい」など、疲労を感じやすい方に。
レンズを外さずケアできるのでデスクワーク中にも便利。
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乾燥・ドライアイ用
💊 アイリスCL-Iネオ
第3類医薬品。
コンタクトレンズ使用時の目の乾き・不快感に対応する、1回使いきりタイプの人工涙液型目薬。
涙成分である塩化ナトリウム・塩化カリウムに加え、目の新陳代謝をサポートするタウリンを配合。
防腐剤無添加でレンズを傷めにくく、すべてのコンタクトレンズ装用時に使用できます。
主要成分：
タウリン（代謝促進・細胞修復サポート）、塩化ナトリウム（涙成分に近い塩類）、塩化カリウム（涙液のミネラルバランスを補う）
💡 ワンポイント：防腐剤フリーで使い切りタイプ。
パソコン作業や空調下の乾燥時にもやさしくうるおい補給できます。
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🔍 コンタクト装着中に使える目薬の選び方
コンタクトレンズを長時間つけていると、涙の量が減りやすく目が乾いたり疲れたりしがちです。
そんな時に役立つのが、レンズを外さずに点眼できる「コンタクト対応目薬」。
ただし、どんな目薬でもOKというわけではありません。
👁️🗨️ レンズを着けたまま点眼する場合は、次のような成分に注意しましょう。
🚫 防腐剤入りは避ける
目薬の品質を保つために使われる防腐剤（例：塩化ベンザルコニウム）は、
ソフトコンタクトレンズに吸着しやすく、角膜を刺激することがあります。
レンズを装着したまま使う場合は、防腐剤無添加タイプを選びましょう。
ただし、「防腐剤フリー＝全てのレンズで安全」というわけではありません。
必ず🧴パッケージに『コンタクト装着中に使用可』と書かれたものを選ぶのが安心です。
| 避けたい成分 | 例 |
|---|---|
| 防腐剤 | 塩化ベンザルコニウム など |
🚫 血管収縮剤にも注意
充血を一時的に抑える血管収縮剤（ナファゾリン塩酸塩など）は、
レンズ装着中の使用には向きません。
酸素の通り道を狭め、目に負担がかかるおそれがあります。
また、使い続けると効果が弱くなったり、
薬が切れたときに再び充血する「リバウンド」が起こることもあります。
| 避けたい成分 | 例 |
|---|---|
| 血管収縮剤 | ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩 など |
⚠️ カラーコンタクト使用時はさらに注意
「コンタクトOK」と書かれていても、カラーコンタクトレンズ装着中は使用不可の目薬もあります。
レンズの色素層に薬液が吸着する可能性があるため、
使用前に必ず「カラーコンタクトでも使用可」と記載があるか確認しましょう。
🔚 まとめ
- コンタクト装着中でも使える目薬は「かゆみ」「疲れ」「乾燥」など目的別に選ぶとわかりやすい
- 防腐剤や血管収縮成分が含まれていない「防腐剤無添加タイプ」を選ぶのが基本
- 涙液に近い成分を配合したタイプは、レンズ装着中の乾燥や刺激をやわらげやすい
- カラーコンタクト使用時は対応可否を必ず確認し、不明な場合は眼科または薬剤師に相談を
※ご注意ください：
当サイトの内容は一般的な参考情報であり、特定の商品や治療効果を保証するものではありません。
使用に不安がある場合や症状が続く場合は、医師または薬剤師にご相談ください。
