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症状・目的別に市販薬の選び方と成分をわかりやすく解説

風邪薬⑤【咳・たん編】|乾いた咳・痰のからむ咳に使われる市販薬6選

夜になると咳が止まらず眠れない……。

痰がからんで喉が苦しい……。

そんな「咳」や「たん」は、風邪によくみられる代表的な症状のひとつです。

咳には「咳中枢に作用する成分」、痰には「痰の排出を助ける成分」など、はたらきが異なる成分が用いられます。

この記事では、咳と痰の違いや、それぞれの症状に合わせて選ばれている市販薬の特徴をわかりやすくご紹介します。

🔽 目次


🧪 咳止め薬と去痰薬の違い

症状タイプ 用いられる薬の種類 主な成分 特徴
乾いた咳(乾性咳嗽) 咳止め薬 デキストロメトルファン、ジヒドロコデインなど 咳をつかさどる中枢にはたらきかける成分が用いられます
痰が絡む咳(湿性咳嗽) 去痰薬 カルボシステインブロムヘキシンなど 痰を出しやすくするとされる成分が使われています

※痰が絡む“湿性咳嗽”の場合、市販薬では去痰成分(例:カルボシステイン、アンブロキソールなど)が含まれるものが選ばれることがあります。
咳を抑える薬だけを先に使うと、痰が排出されにくくなる場合もあるとされており、症状に応じた選び方が大切です。


🔷 咳止め薬(乾いた咳に)

💊 メジコンせき止め錠Pro

メジコンせき止め錠Pro

第2類医薬品。

非麻薬性成分デキストロメトルファンを配合。眠気が少ないとされ、乾いた咳に用いられることがあるタイプです。

主要成分:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(非麻薬性の鎮咳成分)

💡 ワンポイント:医療用でも使用される成分を含み、就寝前の咳に対して選ばれることもあります。

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💊 新コンタックせき止めダブル持続性

新コンタックせき止めダブル持続性

第2類医薬品。

せきに対応する成分デキストロメトルファンと、気道を広げる作用が期待されるジプロフィリンを配合。乾いた咳に用いられることがあり、軽い痰の排出に配慮した設計とされています。

主要成分:
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(非麻薬性の鎮咳成分)
・ジプロフィリン(気管支拡張成分)

💡ワンポイント:約12時間持続するとされるカプセルタイプで、1日2回の服用設計。日中や就寝前にも使いやすいとされています。

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🔷 去痰薬(痰のからむ咳に)

💊 ムコダイン去たん錠Pro500

ムコダイン去たん錠Pro500

第2類医薬品。

「たん」の症状に対応する目的で使われることがある去痰薬。L-カルボシステインを配合し、気道粘液の状態を整えることで痰の排出をサポートするとされています。

主要成分:
・L-カルボシステイン(去痰成分)

💡ワンポイント:咳を直接抑えるタイプではなく、痰を出しやすくすることを目的とした設計とされています。

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💊 ストナ去たんカプセル

ストナ去たんカプセル

第2類医薬品。

痰のからむ咳などに対応する目的で使われることがある去痰薬。L-カルボシステインブロムヘキシン塩酸塩を配合し、痰の排出をサポートするとされています。8歳以上から服用可能です。

主要成分:
・L-カルボシステイン(去痰成分)
ブロムヘキシン塩酸塩(去痰成分)

💡ワンポイント:異なる働きをもつ2種類の成分を組み合わせ、痰のからみやすい咳に配慮した設計とされています。

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🔷 トローチ(咳・痰に特化)

💊 ピタスせきトローチ

ピタスせきトローチ

第2類医薬品。

口の中でゆっくり溶かして使うトローチタイプ。鎮咳成分デキストロメトルファンと去痰成分グアヤコールスルホン酸カリウムが配合されており、乾いた咳やのどの違和感が気になる場面で使われることがあります。

主要成分:
・フェノールフタリン酸デキストロメトルファン(鎮咳成分)
グアヤコールスルホン酸カリウム(去痰成分)
・セチルピリジニウム塩化物水和物(殺菌成分)

💡 ワンポイント:携帯しやすい個包装で、水なしで使える設計です。15歳未満は使用できませんのでご注意ください。

【注意】
かんだり、飲み込んだりせず、口の中でゆっくり溶かして使用してください。

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🔷 漢方(乾いた咳・長引く咳向け)

💊 ツムラ 麦門冬湯(ばくもんどうとう)

麦門冬湯

第2類医薬品。

乾いた咳(から咳)や喉の乾燥感が気になるときに使われることがある漢方薬です。気管支や喉の粘膜を潤すことで、咳に配慮する目的で選ばれることもあります。風邪のあとに咳が長引く場合や、痰がからんで出しにくいと感じるときなどに検討されることがあります。

主要成分(生薬):
麦門冬(ばくもんどう)・粳米(こうべい)・半夏(はんげ)・大棗(たいそう)・甘草(かんぞう)・人参(にんじん)

💡 ワンポイント:眠気を引き起こす成分は含まれていないため、2歳以上から服用できる製品もあります。去痰薬やアレルギー薬と一緒に使われることもあります。

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🔍 薬選びのヒント・豆知識

🟦 咳止め成分の特徴:デキストロメトルファン・ジヒドロコデイン・メチルエフェドリン

咳止め薬に含まれる成分には、以下のような違いがあるとされています:

  • デキストロメトルファン:非麻薬性で比較的マイルドに咳を抑える目的で使われることがあります。依存性は低いとされ、眠気も少ない傾向です。
  • ジヒドロコデイン:「コデイン系」に分類される鎮咳成分で、しっかり咳を抑えることを期待して使われる一方、眠気・便秘・依存性などの副作用が指摘されています。
  • dl-メチルエフェドリン塩酸塩:気管支を広げて呼吸をしやすくする目的で用いられることがありますが、動悸・不眠・血圧上昇などの注意点もあります。

💡 本記事では、安全性を重視し、ジヒドロコデインやdl-メチルエフェドリン塩酸塩を含む製品は取り上げていません。(実際の販売現場でも慎重に案内されることが多い成分です)


🟩 去痰成分の違い:カルボシステインブロムヘキシン

  • カルボシステイン:痰の粘度を下げ、排出を助ける目的で配合されることがあります。
  • ブロムヘキシン:痰を切れやすくし、線毛運動をサポートするとされています。

💡 両方を配合している「ストナ去たんカプセル」などは、しつこい痰への対策として選ばれることがあります。


🟨 子どもや高齢者が使う際の注意点

  • 12歳未満:ジヒドロコデインなど一部の成分は使用できない製品があります。
  • 高齢者:便秘・眠気・誤嚥など副作用リスクに注意が必要とされています。

💡 ピタスせきトローチやムコダインなど、比較的穏やかとされる成分を含む製品が選ばれることもあります。


🟥 咳が出るのに痰が出ない?それは非排痰性の咳かも

痰があるのに排出しにくい「非排痰性湿性咳嗽(ひはいたんせいしっせいがいそう)」の場合、咳止め薬で咳だけを抑えると痰がたまりやすくなる可能性があります。

このため、去痰薬(きょたんやく)を優先して使い、痰の排出を促すことが勧められるケースもあります。

💡 カルボシステインブロムヘキシンなどの成分は、痰の粘りをゆるめたり、線毛(せんもう)の動きをサポートして、痰を出しやすくするとされています。


🔚 まとめ

  • 乾いた咳 → 咳止め薬(例:メジコン、ベンザブロックなど)
  • 痰が絡む咳 → 去痰薬(例:ストナ去たん、ムコダインなど)
  • 喉の粘膜を守りたい → ピタスせきトローチ
  • のどの乾燥や咳が長引くとき → 麦門冬湯(漢方薬

症状に応じて市販薬が検討されることがありますが、自己判断に不安がある場合は医師や薬剤師にご相談ください。


※ご注意ください:

当サイトの情報は一般的な参考情報であり、医師の診断や処方に代わるものではありません。
症状が長引く場合や、判断が難しいときは医療機関(内科・呼吸器内科など)を受診してください。

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