春や秋などの季節の変わり目や、ダニ・ホコリなどのアレルゲンによって皮膚のかゆみが気になることがあります。
「病院に行くほどではないけれど気になる…」というときに、市販の抗ヒスタミン薬がセルフケアに使われることもあります。
この記事では、皮膚のかゆみに用いられる市販の内服薬を、第一世代・第二世代に分けて整理します。
最終更新日:2026年7月6日
👀 第一世代と第二世代の抗ヒスタミン薬のちがい
抗ヒスタミン薬は、かゆみやじんましんなどに関わる「ヒスタミン」の働きを抑える目的で使われる成分です。市販薬では、第一世代・第二世代に分けて考えると選びやすくなります。
| タイプ | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 第一世代 | 皮膚のかゆみ・じんましんなどに使われることがある | 眠気、口の渇き、運転・作業への影響に注意 |
| 第二世代 | 眠気が比較的少ないタイプとして選ばれることがある | 眠気が全く出ないわけではないため注意 |
抗ヒスタミン成分について詳しく知りたい方は、抗ヒスタミン成分の成分辞典も参考にしてください。
🟥 第一世代抗ヒスタミン薬
第一世代抗ヒスタミン成分は、皮膚のかゆみやじんましんなどに用いられることがあります。一方で、眠気や口の渇きなどが出ることがあるため、服用後の運転や細かい作業には注意が必要です。
💊 レスタミンコーワα錠
第2類医薬品。
ジフェンヒドラミン塩酸塩を配合した内服タイプの抗ヒスタミン薬です。湿疹・かぶれによるかゆみ、じんましん、鼻炎などに用いられることがあります。
主要成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン成分)
💡 ワンポイント:眠気が出ることがあるため、日中の服用や運転・作業前の使用には注意が必要です。夜間のかゆみが気になる場合の選択肢になることがあります。
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💊 アレルギール錠
第2類医薬品。
クロルフェニラミンマレイン酸塩を配合した内服タイプの抗ヒスタミン薬です。皮膚のかゆみ、湿疹、じんましん、皮膚炎、かぶれ、鼻炎などに用いられることがあります。
主要成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン成分)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6成分)、グリチルリチン酸カリウム(抗炎症成分)、グルコン酸カルシウム水和物(カルシウム補助成分)
💡 ワンポイント:皮膚のかゆみやじんましんに用いられることがある第一世代タイプです。眠気が出ることがあるため、服用後の運転や作業には注意しましょう。
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🟦 第二世代・第二世代寄りの抗ヒスタミン薬
第二世代抗ヒスタミン成分は、第一世代に比べて眠気が少ないタイプとして選ばれることがあります。ただし、眠気が全く出ないわけではないため、服用後の体調には注意しましょう。
💊 ジンマート錠
第2類医薬品。
メキタジンを配合した内服タイプの抗アレルギー薬です。じんましん、湿疹・かぶれによるかゆみ、鼻炎などに用いられることがあります。
主要成分:メキタジン(抗ヒスタミン成分)、リボフラビン(ビタミンB2成分)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6成分)、ニコチン酸アミド(ビタミンB群成分)
💡 ワンポイント:メキタジンは第二世代寄りに扱われることがある成分です。全身のじんましんや、塗り薬だけでは対応しにくいかゆみで検討されることがあります。
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💊 ムヒAZ錠
第2類医薬品。
アゼラスチン塩酸塩を配合した内服タイプの抗ヒスタミン薬です。じんましん、湿疹・かぶれによる皮膚のはれ・かゆみ、花粉やハウスダストなどによる鼻のアレルギー症状に用いられることがあります。
主要成分:アゼラスチン塩酸塩(抗ヒスタミン成分)
💡 ワンポイント:皮膚のかゆみ・はれと、鼻のアレルギー症状の両方を確認して選びたい場合の選択肢です。眠気が少ないタイプとされていますが、服用後の眠気には注意してください。
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🔍 外用薬との併用について
皮膚のかゆみでは、内服薬と外用薬を組み合わせて使うケースもあります。
ただし、同じ抗ヒスタミン成分を含む薬を重ねる場合や、ステロイド外用薬を使う場合などは、成分の重複や使用期間に注意が必要です。
外用薬の選び方は、以下の記事も参考にしてください。
⚠️ 受診・相談の目安
- かゆみが強い、広範囲にじんましんが出ている
- 息苦しさ、唇やまぶたの腫れ、腹痛、吐き気などを伴う
- 症状が繰り返す、長引いている
- 発熱、痛み、ジュクジュク、化膿がある
- 妊娠中・授乳中、高齢者、持病や使用中の薬がある方
上記に当てはまる場合は、自己判断で市販薬を続けず、皮膚科などの医療機関や薬剤師・登録販売者へ相談してください。
📝 まとめ
- 第一世代抗ヒスタミン薬は、皮膚のかゆみやじんましんに使われることがある一方、眠気に注意が必要です。
- 第二世代・第二世代寄りの抗ヒスタミン薬は、眠気が比較的少ないタイプとして選ばれることがあります。
- 内服薬と外用薬を併用する場合は、成分の重複や使用期間を確認しましょう。
- 症状が強い、長引く、全身症状を伴う場合は、医療機関への相談を検討してください。
※ご注意ください:
本記事は市販の抗ヒスタミン薬について一般的な情報をまとめたものです。
慢性的なかゆみ(例:アトピー性皮膚炎など)には適さない場合もあります。
症状が続く場合や自己判断に迷う場合は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。