胃の不調には「胃もたれ・胃酸過多」など比較的軽いものもありますが、
胃潰瘍や逆流性食道炎は放置できない病気です。
この記事では、胃潰瘍と逆流性食道炎の代表的な症状、市販薬で対応できる範囲、医療機関を受診すべき目安についてまとめています。
🔎 胃潰瘍とは?
胃酸やピロリ菌・ストレスなどが原因で、胃粘膜が深く傷ついた状態です。
主な症状:みぞおちの痛み、吐き気、黒い便 など
➡ 市販薬では治療できません。必ず医療機関を受診してください。
🔎 逆流性食道炎とは?
胃酸が食道に逆流して炎症を起こす病気です。
主な症状:胸やけ、呑酸(すっぱい液が上がる)、のどの違和感、咳
➡ 繰り返す胸やけは、医療機関での診断が必要です。
📌 市販薬でできること(第1類医薬品のみ)
市販薬ではH2ブロッカーと呼ばれるタイプが販売されています。
胃酸の分泌を一時的に抑える作用がありますが、
根本的な治療薬(PPIやP-CAB)は処方箋が必要です。
💊 ガスター10
第1類医薬品胃酸の分泌を抑えて胸やけや胃痛を緩和
主要成分:ファモチジン10mg
💡 ワンポイント:第1類医薬品。短期的な軽い症状向け。
※3日ほど服用しても改善しない場合は必ず医療機関を受診してください。
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💊 ファモチジン錠「クニヒロ」
主要成分:ファモチジン10mg
💡 ワンポイント:価格が比較的リーズナブル。
※3日ほど服用しても改善しない場合は必ず医療機関を受診してください。
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💊 パリエットS®(要指導医薬品)
成分・分量:ラベプラゾールナトリウム 10mg(1日量1錠中)
効能・効果:胃痛、胸やけ、もたれ(本剤は胃酸の分泌を抑えるPPIを含みます)
用法・用量:成人(15歳以上)1回1錠を1日1回服用
・2週間を超えて続けて服用しないこと
留意点:
「パリエットS®」は要指導医薬品に指定されており、
薬剤師による対面での販売が必須です。
そのため通販やネット購入はできません。
繰り返す症状や長引く場合は必ず医療機関で診断を受けてください。
🔎 胃酸を抑える薬の種類
逆流性食道炎の治療薬にはいくつかの種類があります。
| PPI(プロトンポンプ阻害薬) | 胃酸を強力に抑制し、治療の中心 | ラベプラゾール(パリエットS®:要指導)、オメプラゾールなど | 一部市販可(要指導) |
| P-CAB(カリウムイオン競合型) | PPIより即効性が高く強力 | ボノプラザン(タケキャブ®) | 処方箋のみ |
| H2ブロッカー | 胃酸の分泌を抑える。PPIやP-CABより穏やか | ガスター®(ファモチジン)、アルタット®、アシノン® | 市販可(第1類) |
| 消化管運動機能改善剤 | 食道や胃の動きを改善し、逆流を抑える補助 | モサプリド など | 処方箋のみ |
| 制酸剤 | 胃酸を中和し、不快感を和らげる | 水酸化アルミニウム、炭酸水素ナトリウム など | 市販可 |
💡 豆知識:
ファモチジン(H2ブロッカー)は比較的穏やかな作用で胃酸を抑えるのに対し、
ラベプラゾールナトリウム(PPI)はより強力に胃酸分泌を抑制する作用があるとされています。
ただし、PPIは原則処方薬であり、一般的に医師の診断・管理のもとで使用される薬です。
例外的に「パリエットS®」のみが要指導医薬品として市販されています。
⚠ 受診が必要なサイン
- 症状が1〜2週間以上続く
- 食事がつかえる、体重減少、嘔吐や出血がある
- これまでなかった症状が中高年以降で初めて出た場合
🔚 まとめ
■ 胃潰瘍
- 市販薬では治療できません。
- みぞおちの痛み・吐き気・黒い便などがある場合は、速やかに受診してください。
■ 逆流性食道炎
※ご注意ください:
当サイトの情報は一般的な参考情報であり、医師や薬剤師の指導に代わるものではありません。
薬の使用に不安がある場合や症状が長引く場合には、早めに消化器内科など医療機関で相談することが望ましいです。