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症状・目的別に市販薬の選び方と成分をわかりやすく解説

アレルギー薬①【鼻水・鼻づまり編】|症状タイプ別にわかる市販薬の選び方

鼻水・鼻づまりが続くときは、アレルギー症状の可能性があります。

透明でサラサラした鼻水、くしゃみの連発、鼻の奥が腫れたような鼻づまりは、アレルギー性鼻炎によく見られる症状です。

花粉・ハウスダスト・ダニなどが原因となり、毎年同じ時期に繰り返す方も少なくありません。

症状のタイプに合わせて、内服薬・点鼻薬・漢方薬の違いを整理していきましょう。

最終更新日:2026年6月20日


まずは症状タイプで選ぶと分かりやすいです

症状タイプ よくある症状 選び方の目安
鼻水・くしゃみ中心 透明でサラサラの鼻水、くしゃみ、目のかゆみ 第2世代抗ヒスタミン薬などの内服薬が候補
鼻づまり中心 鼻の奥が腫れた感じ、夜に詰まりやすい、息がしづらい 点鼻ステロイド薬や鼻づまり向け成分が候補
鼻水も鼻づまりも強い 鼻水・くしゃみ・鼻づまりがまとめてつらい 複数成分配合の鼻炎薬も選択肢。ただし注意点も多い
水っぽい鼻水が多い 水のような鼻水、くしゃみ、冷えを伴う鼻症状 小青竜湯などの漢方薬も選択肢

成分ごとの違いを詳しく知りたい方は、抗アレルギー成分の解説ページも参考にしてください。

🔵 鼻水が主役のタイプ

  • ✔ 透明でサラサラの鼻水
  • ✔ くしゃみが連発する
  • ✔ 目のかゆみを伴うことがある

→ ヒスタミンの働きを抑える 抗ヒスタミン成分 が基本になります。

🟠 鼻づまりが主役のタイプ

  • ✔ 鼻の中が腫れて詰まる感じ
  • ✔ 夜に悪化しやすい
  • ✔ 片側だけ詰まることがある

→ 鼻粘膜の「腫れ(炎症)」を抑える ステロイド成分 や、鼻粘膜の血管を収縮させて通りをよくする 血管収縮成分 などが候補になります。

※血管収縮成分を含む点鼻薬は、使いすぎるとかえって鼻づまりが悪化することがあります。使用回数や使用期間を守りましょう。


代表的な市販薬

💊 アレグラFX

アレグラFX

第2類医薬品

第二世代抗ヒスタミン薬。花粉やハウスダストによるくしゃみ、鼻みず、鼻づまりに使用されます。眠くなりにくい設計とされ、日中活動する方にも検討される製品です。1日2回(朝・夕)服用。空腹時も服用可能とされています。15歳以上から使用可能です。

主要成分:フェキソフェナジン塩酸塩(抗ヒスタミン成分)

💡 ワンポイント:鼻水・くしゃみ中心の症状に検討されることが多い製品です。眠気が比較的出にくいタイプですが、眠気がまったく出ないわけではありません。鼻づまりが強い場合は、点鼻薬などを組み合わせる選択肢もあります。


第2世代抗ヒスタミン薬の比較

鼻水・くしゃみ中心のアレルギー症状では、アレグラFX以外にもアレジオン20、クラリチンEX、セチリジン系の市販薬などが選択肢になります。

商品例 主成分 服用回数の目安 特徴
アレグラFX フェキソフェナジン塩酸塩 1日2回 眠気が比較的出にくいタイプ。日中も使いやすいものを選びたい方に検討されやすい
アレジオン20 エピナスチン塩酸塩 1日1回・就寝前 1日1回で済ませたい方に。服用後は車の運転や機械操作をしない
クラリチンEX ロラタジン 1日1回 眠気が比較的出にくいとされる1日1回タイプ
ストナリニZ
新コンタック鼻炎Z
セチリジン塩酸塩 1日1回タイプが多い 鼻炎症状がつらい方向けの選択肢。眠気には注意が必要

どれを選ぶか迷う場合は、「眠気を避けたい」「1日1回がよい」「鼻づまりもある」など、自分の優先条件で選ぶと整理しやすくなります。

成分ごとの詳しい違いは、抗アレルギー成分の解説ページでまとめています。


💊 パブロン鼻炎カプセルSα

パブロン鼻炎カプセルSα

指定第2類医薬品

急性鼻炎やアレルギー性鼻炎の症状に用いられる、複数成分配合の鼻炎薬です。鼻水・くしゃみ・鼻づまりなど、複数の症状が重なるときに検討されることがあります。

主要成分:塩酸プソイドエフェドリン、マレイン酸カルビノキサミン、ベラドンナ総アルカロイド、無水カフェイン

💡 ワンポイント:鼻水・鼻づまりの両方がつらい方向けの複数成分配合タイプです。抗ヒスタミン成分、血管収縮成分、分泌を抑える成分などが含まれるため、注意点も多くなります。

使用前に確認したい人

高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病、緑内障、排尿しにくい症状、前立腺肥大などがある方は、購入前に薬剤師・登録販売者へ相談してください。眠気、口の渇き、動悸、不眠などにも注意が必要です。


💊 フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>

フルナーゼ点鼻薬

指定第2類医薬品

フルチカゾンプロピオン酸エステルを配合した、季節性アレルギー専用の点鼻ステロイド薬です。鼻粘膜の炎症を抑え、鼻づまり・鼻水・くしゃみの症状に使用されます。

主要成分:フルチカゾンプロピオン酸エステル

💡 ワンポイント:内服薬ではなく、鼻に直接使うタイプです。鼻粘膜の炎症や腫れが関わる鼻づまりタイプに検討されることがあります。眠くなる成分は含まれていません。

使用時の注意

15歳未満は使用できません。1年間に3か月を超えて使用しないなど、使用期間の目安があります。鼻血を繰り返す方、鼻の感染症がある方、症状が長引く方は医療機関へ相談してください。


💊 「クラシエ」漢方小青竜湯エキス錠

クラシエ 漢方小青竜湯エキス錠

第2類医薬品

水のような鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどに用いられる漢方薬です。眠くなる成分は含まれていません。

主要成分:小青竜湯エキス
マオウ、シャクヤク、カンキョウ、カンゾウ、ケイヒ、サイシン、ゴミシ、ハンゲなどを含む漢方処方です。

💡 ワンポイント:サラサラした鼻水が中心の鼻水タイプに検討されることが多い漢方薬です。眠気を避けたい方の選択肢になることもあります。

漢方薬でも注意は必要です

小青竜湯にはマオウやカンゾウが含まれます。高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害、むくみがある方、他の漢方薬や甘草を含む薬を使っている方は、購入前に薬剤師・登録販売者へ相談してください。


🔍 選び方:内服薬と点鼻薬の違い

アレルギー薬は「体の内側から抑えるか」「鼻に直接作用させるか」で選び方が変わります。

  • ■ 内服薬:ヒスタミン反応を抑え、鼻水・くしゃみに向く
  • ■ 点鼻薬:鼻粘膜の腫れに直接作用し、鼻づまりに向く

ポイント:鼻水主体か、鼻づまり主体かで選ぶと整理しやすくなります。


💧 補助ケア: ハナノア 鼻うがい シャワータイプ

鼻うがいは、薬ではなく鼻の中を洗浄するセルフケアです。花粉・ハウスダスト・雑菌などを洗い流す補助ケアとして使われます。

内服薬や点鼻薬の代わりではありませんが、鼻のムズムズ感や不快感が気になるときの補助として取り入れられることがあります。


受診を検討したい症状

アレルギー性鼻炎と思っていても、副鼻腔炎や感染症、鼻の構造上の問題などが関係していることもあります。

  • 黄色や緑色の鼻水が続く
  • 頬や額の痛み、頭痛、発熱がある
  • 片側だけ強い鼻づまりが続く
  • 鼻血を繰り返す
  • 市販薬を使っても症状が長引く
  • 息苦しさ、ぜんそく症状、強いだるさがある
  • 妊娠中・授乳中、小児、高齢者、持病や服用中の薬がある

このような場合は、市販薬だけで様子を見るのではなく、耳鼻科や医療機関で相談しましょう。

▶ 成分の違いを詳しく知りたい方は 市販薬 成分辞典【インデックスページ】 も参考にしてください。

🔚 まとめ

  • 透明でサラサラの鼻水・くしゃみ中心 → 第2世代抗ヒスタミン薬が候補
  • 鼻づまり中心 → 点鼻ステロイド薬などが候補
  • 鼻水も鼻づまりもつらい → 複数成分配合の鼻炎薬も選択肢。ただし注意点が多い
  • 水っぽい鼻水が多い → 小青竜湯などの漢方薬も選択肢
  • 長引く、片側だけ強い、膿のような鼻水、発熱や痛みがある場合は医療機関へ

※ご注意ください:

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お薬の使用に不安がある場合や症状が続く場合は、医療機関、薬剤師、登録販売者へご相談ください。

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